展覧会「川上音二郎・貞奴展」

今年は川上音二郎没後100年、川上貞奴生誕140年だそうです。
かつて茅ヶ崎に住んでいた川上音二郎夫妻は、近代演劇の祖と呼ばれています。
今年は、茅ヶ崎では「川上音二郎没後100年・川上貞奴生誕140年記念事業」として、市内では関連事業があちこちで行われています。
茅ヶ崎市美術館では「川上音二郎・貞奴展」を開催中です。
ずっと気になっていたのですが、ようやく行ってきました。

音二郎が亡くなったのは1911年11月11日だそう。初めての海外公演は今から111年前。やたら「1」に縁がありますね。
当時の資料の展示はなかなか興味深く、面白かったです。
パリ博覧会の頃、世界中が希望がいっぱいあふれていたいい時代ではなかったのかな。そんなことを考えながら見ていました。
そして、展示を見て帰ろうとしたら、たった今入ってきたカップルの後姿が見えました。
びっくり。今見てきた音貞そっくりの和服カップルだったのです。まるで二人がタイムスリップしてきたみたい。追いかけてお顔を拝見したい衝動にかられましたが、やめました。楽しく想像を膨らませて帰りました。
そうそう、「音貞展」に合わせて、市内ではこんなお菓子が売っているんですよ。


そして、ついでに美術館近くの文化資料館で開催中の「めでたい着物展」も見ました。

面白かったです。こちらは、昭和初期～30年代くらいのものが展示されています。
私の知らない「茅ヶ崎」がそこにはありました。