レオニー

６日、茅ヶ崎で行われた松井久子氏の講演会に行きました。松井さんは、彫刻家イサム・ノグチの母 レオニー・ギルモアの半生を描いた日米合作映画「レオニー」の監督さんです。講演会のテーマは「人生は一度きり、あなたはどう生きますか」。
大変興味深いお話でした。
映画監督になられるまでの道筋、そして、「レオニー」誕生のお話。

構想から7年半かかって完成した映画「レオニー」


そして、昨日は、この映画の試写会に行ってきました。
場所は10月末にオープンしたばかりの「COREDO室町」の三井ホール。ピカピカの綺麗な建物です。

ニューヨークで仕事のパートナーである彼と暮らすレオニーの妊娠がわかった時、戦争（第一次世界大戦）が始まり、彼は日本に帰国。レオニーは、未婚のまま　男の子の赤ちゃんを産む。その後「日本においで」と彼に言われて行ってみたら、彼は日本人女性と結婚していた。
アメリカでも日本でも、差別の対象となり、そんな苦しい状況の中、子供を立派な芸術家に育てていく。

予告編の物悲しい音楽と、ほっそりと美しいレオニーのさびしげな表情から、悲しく辛い話かと思っていました。
しかし、想像していたようなお涙頂戴の映画ではありませんでした。
レオニーは、ひとことで言うと・・・美しき肝っ玉母さん。
どんな状況下でも、決して卑屈にならない。度胸が座っていてユーモアの精神も持ち合わせています。
めちゃくちゃ、勇気をもらいました。
最初、あらすじを聞いたときはレオニーの彼氏（イサムの父親）を、ひどい人だなって思いましたが、映画を観ていると、中村獅童演じる父親は、けっした嫌なやつじゃない。時代がそうさせたんだろうなーと感じます。
そして、最後は感動の涙、涙でした。
人生は一度きり。私も後悔しない生き方がしたいと思いました。
一番最後のとても綺麗なシーンが、涙でぼやけてよく見えなかったのは、とても残念。
もう一度、映画館の大きなスクリーンで見なければと思いました。
映画に出でてくる海のそばの富士山が見える家は、茅ヶ崎です。ぜひ、地元のみなさまもご覧ください。100年前の茅ヶ崎がとてもいい雰囲気です。

「20世紀少年」最終章

観ました。
いやあ、良かった！

ネタバレになるといけないので内容には触れませんが…。
とても良かったです。なんか、スッキリした。

そしてエンディングのスタッフロールの後が長い。でもこれを観ないと完結しないので、いつもエンデイングロールのあたりで席を立ってしまう人は要注意！

久しぶりに映画で大泣き

「HACHI 約束の犬」を観てきました。
いやぁ。やられました。

だいたいのストーリーはすでにわかっているというのに、もうぼろ泣き。
映画を観て、こんなに泣いたのは久しぶりです。
リメイクというけれど、日本の「ハチ公物語」とはずいぶん違います。
特に大きく違う点は、犬の目線で描かれているところでしょうか。
そして、台詞も最小限で、多くを語りすぎず、自然に状況がわかるようなつくりがとても良かったです。
リチャード・ギアも素敵ですが、ホットドック売りのおやじさんとか、駅員さんとか、脇役がとてもいい味を出しています。
ただひとつ、残念だったのは、私の近所では吹き替え版しか上映していなかったこと。
北大路欣也さんの声も良かったですけど、やっぱりリチャード・ギアの声聴きたかったですね。
それと、「フジテレビジョン開局50周年記念作品」ということでしょうがないとは思うけど、娘役にフジテレビの女子アナ器用はどうかと。ちゃんとした声優さんを使ってほしいな。台詞棒読みは一気に覚める。

しかし、ハチの可愛さは・・・
こりゃ、もう反則でしょう。
次は、字幕版を探して観に行こうかな。

劇団アクターズマップ旗揚げ公演

今日は池袋シアターグリーンで、私のマブダチ、シゲちゃんが出ている劇団アクターズマップの舞台を見て来ました。
（101関係のみなさん、あの平成ジュニア、イケメンシゲちゃんですよ～！）
何年か前に「アクターズマップ」という若手演劇ユニットができて、もう何回も公演してきましたが、このたび「演劇ユニット」から「劇団」にバージョンアップ。旗揚げ公演は「宇宙旅館」というオリジナル作品。
いやぁ、面白いよ～。笑った、笑った。
ユニット時代からほぼ全公演、観てきた私。みなさん演技派に成長しましたねー。と、わが子を見守る親のような気分。ってちょっとおこがましいですが。(^_^;)

今回は、アクターズマップの事務所の先輩、みっちょんこと芳本美代子さん初演出。マンガチックでシュールな面白い芝居に仕上がっています。芳本美代子さんも脇役で出演されていました。彼女の動きで笑わせる演技は絶品です。

舞台後のシゲちゃん。普段着っぽい感じですが、衣装です。
一緒に観にいった友達が「シゲちゃん、メイク薄いよ」とツッコミ入れてました。（笑）

メイクも衣装も地味で、動きも他の役に比べてほとんどないですが、相変わらず強い存在感で光っていましたよ。