消防出初式

毎年恒例、茅ヶ崎市の消防出初式の司会をしてまいりました。


例年寒い中、トラックの荷台の上の特設放送席は、いつも日陰でふきっさらしで風向きによっては水しぶきもかかってくるという過酷な環境なので、年々私も重装備になります。今年も一番暖かいコートを着ていきましたが、今年ははなぜか日が当たっていて寒くありませんでした。

朝の9時半から盛りだくさんの内容で終了は12時。
9時半の開始直前にはFM湘南ナパサとつないで、生レポートも入れました。
「消防自動車の入場行進から見所満載ですので、ぜひ見に来てください」と。
するとスタジオDJが
「今、火事が起きたら大変ですねー。消防車が全部そこに集っているんですよね」なんて言って来たのですよ。
私、ここ何年も消防出初式の司会をしてきましたが、そんなこと今まで思いもしませんでした。
で、「それは大変だな」と思ってしまったのですね。
そのせいでしょうか。
こんなことは一度もなかったのですが、最後の目玉、消防車の一斉放水演技にうつるところで、急に職員たちがバタバタし始めました。
なんと、本当に市内で火災が発生したそうです。
ずらりと並んで止まっていた消防車の一台がサイレンを鳴らして出て行きました。
続いて、会場の真ん中でスタンバイしていた消防車も。
急遽、司会もアドリブで今の状況を説明することになりました。

最終的には最後のクライマックスの弧を描く放水が4本の予定が3本になったわけですが、市民のみなさまには、緊急出動の迅速さなどがリアルでわかっていただけたかなと思います。
出初式終了のアナウンスの時には
「先ほどの火災は鎮火いたしました」と報告することもできました。

下の動画は、「救助・救急演技」です。（私の実況アナウンスも聞こえます）
この演技の直後、この画面の左端に止まっている車も出動していきました。